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こんな感じになりました(^▽^;) エフェクター部分は上下2つの部品で構成されていて下部品はリンクアーム取付、上部品はファン及びホットエンドの固定となっています(見たまんまですけど) ホットエンドの固定は2つの部品を溝部分に嵌め込んだ状態でエフェクターの上部品に固定されています。 分解時は、この部品を外してからホットエンドを下から抜くという事となります。(ヒータとサーミスタは予め外しておいた方が良いです) 但しホットエンドに繋がっているPTFEチューブが私の持っている本体では上手く抜くことが出来ず(無理やり抜くと継手内の爪が破損しますので...)ホットエンド本体をプライヤーで掴んだ状態で継手をレンチで回して外しています。 継手の位置を移動させると継手内部の爪が当たる部分はチューブが結構削られていました。 バレル先端部でノズルと接している部分は、それなりに変形してますね。 PTFEチューブを何処までにするかは、色々条件など関係してくるので一概には言えないのですが、MAGICIANの場合は一応PLA専用機となるので使用するノズル温度だとPTFEが極端な熱影響受ける温度での利用にはならないというのと先端近くまで通しで入れていた方がPLAの場合は特に詰りなどに強くなる傾向が有る(PTFEの潤滑性と金属より熱が伝わりにくいという事から溶融部分の範囲が小さくできるのと溶融部分で樹脂の外径が経路の内径と同等になってもリトラクト時などの際に引っかからない)為にこのタイプとなっていると思われます(経路に余計な段差が出来ないというメリットも有りますね) なので、ベッドなどに細工してABSを使う場合は気を付けないとノズルの計測温度に対して内部温度の差次第ではPTFEチューブの変形がし易くなるので注意が必要ですね。 現在のフィラメント使用量は約2kg程度と少ないのですが、既にPTFEチューブ先端に黒いものがそれなりに付着しているのは気になりますね。 PLAの場合、ABSと異なりホットエンド内部の高温部分でヤニの様な物が発生しやすく、これが溜まってきてしまうと詰りを起こす場合が有るので少し気にはなりますね(まあ十数キロとか使ってどうかというレベルですけど) エフェクタ上のファンの取付を内側から見るとこのようになっています。 ファンのラベルが一枚剥がれかかっていたのですが、このファンは常時回転のファンだったので目印の為に一度少し剥がしたりしていたんでしょうかね?(どうでもいいですけど) で、ファンの固定ネジが各ファン一ヵ所だけナット止め。念のため確認してみるとナットの付いてないネジはネジ山に樹脂が少し掛かってる程度でドライバーで回すと幾らでも回せる状態(樹脂側が削れるので回さない方が良いと思います^-^;) 値段なりな作りというか、取りあえず動作中に外れなければいいよね?って感じでしょうか? (^▽^;) 更にファン固定ネジの先端部がエフェクター部品の嵌め合い部分で飛び出してる(笑) ファンを外してみると固定用の穴が長穴となっているのが判りますね。 これは使用している金型が単純な上下型なので金型から部品が抜けるようにする為と思われますが、試作後に金型修正するとコストかかるし取りあえずネジが抜けなかったからOKになったんでしょうかね? ちなみに上側のネジでナットの付いてない方は引っ張ると抜けちゃう状態でしたけど...(長いのと頭が上なのでプリント中に抜け落ちる事は無いですけど)無理にナット固定するくらいなら穴径を少し小さくして固定した方が良いと思いますけど... エフェクター下部品は、このような感じのスリットが開いています。 エフェクター上部品に付けられたファンの風がこのスリットを通りワークへ当てられる構造な訳ですが、常時回転のファンのみ動作している状況では呈しているファン及びスリットを通っての排出となる為、ABSなど収縮率の大きい樹脂では風量調整が行えないから使用するフィラメントを選ぶと思われます(基本的にはPLA専用機なのでPLAで使いましょう!というだけですけど) ワーク冷却用の2つのファンを動作させた場合、ファンの吸気側に手をかざすと判るのですが明らかにファンで逆流が発生しているのが確認できます。 これは風の通り道が狭すぎて普通のファンだと静圧が弱いため風を押し出すことが出来ず逆流になってる状態ですね。 その為、ノーマル状態で不足しているワーク冷却の風をノズル先端へ導くようにしても、元となるスリット部分からの風量が少ない為に、効果が薄いという事になります。 エフェクター部分の作り替えは面倒ですし、ファン位置を移動させるのも恰好が悪くなる&フードが邪魔なので、取りあえずはスリットを広げて様子見するのが無難でしょうね。(若しくは割り切って細い形状で終わるワーク形状は諦める^-^;) ということで、問題はありますけど本体価格を考えれば頑張ってはいるとは思います。 少なくとも某日本品質を謳う中国製よりは数倍マトモというか、MAGICIANの場合は宣伝兼ねて低価格販売されているものだったので通常の利益率確保出来る販売価格が日本円で16000円程度の機種と比較しちゃダメですけどね。 (^▽^;)
by ichibey
| 2017-10-20 16:53
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